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- お知らせ2024/04/16 the
- 遊びプログラムの本が完成しました!
ここねの活動の一つに「個別プログラム」というものがあります。
4年前に当法人の理学療法士、作業療法士、保育士のスタッフが何度も話し合いを重ね、手・目・口・顔・やりとり・運動に関する遊びを、お子様の特性に合わせて取り組めるよう作りました。何よりも「できた」という達成感や、「楽しい」という気持ちを大切にし、その子らしくのびのびと輝く、心の成長の土台となるような遊びプログラムとなっております。
活動では、スタッフとお子様一対一で行うため、お子様の反応がより分かりやすく、「こんなことも出来た」「これが好き」など、新たな一面をみることができます。
今回、その遊びプログラムを「ここねあそび」という本として書籍化することができました!
「ここねあそび」の本は、昨年の夏に実施したクラウドファンディングのお礼(リターン)の品としてもご用意させていただいており、ご支援いただいた皆様にお届けすることができました!改めまして、たくさんの方々にご支援いただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
クラウドファンディングへの挑戦は、「重症心身障がいのお子様やご家族、支援者の方々が集うコミュニティサロンを作りたい」という想いからでした。
重症心身障がい児の子育てをしていく上でご家族にとって必要な情報が乏しく、集約しているところも少ないため、様々な情報を知りたいときに知ることができる場所が不足していると感じることが多々ありました。
ご家族同士のリアルタイムな交流や相談スペース、みんなが楽しく参加できるイベントの提供など、「より安心して子育てができるネットワークを作りたい」という想いを込め、たくさんのご支援をいただき達成することができ、コミュニティサロン『COCOLON』をスタートすることができました。
また、今回の書籍化にあたり、洲崎福祉財団様、イラストを描いてくださった絵本作家の藤本ともひこ様、ポプラ社の担当者の皆様、たくさんの方々にご協力をいただきました。
プログラム作成当初は、ここねの活動として作ったプログラムでしたが、ご家族や支援者の方から、「どのように遊んであげたらよいか」というお話をお聞きすることもありました。ご家庭や通所先など「もっとたくさんの人に知っていただくことで、重症心身障がいのあるお子様の遊びの幅が増やせたら…。お子様の楽しいという気持ちが少しでも増やせたら…。」という想いで、この本を作りました。
「どこでも、誰でもできる」内容になっており、プログラムで使用するものも特別なものでなく、身近にあるもので遊ぶことができます。また、遊び方も藤本ともひこ先生の可愛らしいイラストと共に、わかりやすく紹介されています♪ 一人でも多くの方に「ここねあそび」を知っていただき、お子様と一緒にたくさん遊んでいただけたら嬉しいです!
私たちだけではこのような素敵な本として形にすることが難しかったですが、皆様のご支援やご協力のもと想いを実現することができ、改めてたくさんの方々に支えられていることを実感することができました。
これからも、重症心身障がい児のお子様、ご家族が安心して楽しく過ごしていただけるような取り組みを続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。
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